「アンタの為を思って言ってあげている、こんなこと言ってくれるのは私（毒親）位のモノよ！」　　　　　　　　　　　　　　　旧題名”～ＳＭとＳＥＸ～欲望なの？それとも愛！”

同窓会の案内が送られてきた・・、私は行きたくない、行かない。

遠い昔の20歳代の頃の私は同窓会へ積極的に参加していた、しかし何度目かの同窓会で懐かしい思い出で盛り上がることもあったが、お互いの近況・状況の探りあい（？）みたいな感じになっているのに気づいた。
今になって思い返すと当時の私は久しぶりに再会した同級生に「今どうしているの？」と当たり前のように聞いていた、、それは自分がとても気にしていたこと（仕事・結婚・・）を知りたくてしょうがなかったからだ。

そうしていると腰を痛めて落ち込んだ日々を送り、再び同窓会へ参加した時には世間一般的には結婚しているのが当たり前の世代となっていた、そしてついに「如何して結婚していなの？　選り好みし過ぎていないか！　見合いはしないのか？」等と言われる始末、こんな風に言ってくる・聞いてくる同級生達には何ら悪気はないことは判っている、其れに対してイチイチその理由を説明する事の面倒さ、そもそも本当の理由も定かでないし、そんな会話はとても辛くなった。

懐かしい仲間に会いたい気持ちは今もある、しかし　再会したら私はきっと聞くだろう「今どうしているの？」それは私が聞いて欲しくないこと私が聞いてしまっている、、この矛盾。。
そして　聞いて自分と相手を比較したり、嫉妬したり、安心したり・・・、こうしている自分が嫌だ。

嘗て　十数年前に高校の＊＊年度卒業生：学年合同同窓会なるものが開催され出席した。　
それは　若しかしたらズーと片思いしていた女性に会えるかも知れないと言う不純な動機で出席、そして会えた。
飲めないお酒の力も借りて、高校生当時ズーと好きだった想いを冗談ぼかしで伝えた、、すると「そうなの、全然知らなかった」と、そして当時彼女が付き合っていた野球部のエースの彼について聞いた、すると「ただのいいお友達・・」全身の体の力が抜けるような・・、あれほど長い間抱き続けていた熱い想い・執着は一体何だったのか？

それ以来彼女のことを夢などでは思い出さなくなった、高校当時にチャンと失恋して自分の中でケジメをつけ、消化しておくべきモノを十数年間も後生大切に心の中に秘めていて、その結果周りが見えずに失った時間がとても情けない、遣り切れない気持ちになっものです。