「アンタの為を思って言ってあげている、こんなこと言ってくれるのは私（毒親）位のモノよ！」　　　　　　　　　　　　　　　旧題名”～ＳＭとＳＥＸ～欲望なの？それとも愛！”

高齢の母親が自転車で転んだ。レントゲンでは骨には異常が見受けられなかったのだが、痛み？痺れ？があるようで歩くことが困難になった。

幾つかの病院で診察を受けたのだが、原因がハッキリしない、
それで父親が不安に襲われ周囲の人間を巻き込んで怒り出した、そのトバッチリをマトにも受けたのだが（嫁いだ）姉。

私は『夫婦喧嘩は犬も食わぬ』の格言に従い、関わりあいになることを避けて一切口を挟まないようにしていた。
その時は如何してそのような状況に陥ったのかは判らなかったのだが、
父曰く「〇〇（姉の名前）は嫁いで他人になった、今度一切この家（実家）の敷居を跨がせない」と言い出す始末、、

父は古い人間なので母親に家事含めて一切を頼っていた、母親が一旦倒れたりすると家のことが何も出来ない、判らない、
極端な話、自分の着替え等も何処にあるのかも判らない、ましてや食事の準備なんか出来る訳もなく、、
姉に帰って来てもらい家のことを手伝って貰えると一番ありがたいのは、父親の筈なのに、、それを意固地なまでに拒否する。

それで不安は増大して「このまま寝たっきりになる！！　〇ぬ！！」と言い出す始末。
更に「もしもの場合には銀行、株式等が閉鎖される・・、定期も株も投資信託も全て解約して現金化しろと！」泣き叫ぶ、もう手におえない、見事なまでに醜態を晒している。

今更言っても詮無きことだが、そもそも原因は何時も夫婦喧嘩だ。
一旦言い争い、口喧嘩が始まると、最初の原因はどっかに吹っ飛んでしまい、今まで溜まりに溜まっていた不満のぶつけ合い！＝喧嘩だ。
最初の父の言葉がキツイと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、昔はもっと酷かった。
机を叩いて割ったり、襖を破いたり・・・、そもそも父の怒りを抑えるどころか火に油を注ぐことをしていたのは母であっり、長年の暮らしてきて積り積もった不満を発散することをしていたのだ。

だから『夫婦喧嘩は犬も食わぬ』なのだが、巻き込まれる周囲の人間には迷惑極まりない、

テレビドラマで見るような他人の家族の修羅場は未だしも、身内・肉親ゆえの愛憎が入り乱れた、本心を隠した喧嘩は見るに堪えない、　
負け惜しみだが、つくづく思う「結婚していなくて、自分の奥さんを巻き込まなくて本当に良かった！！」